<マナー Q&A>
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「魚料理には白ワイン、肉料理には赤ワイン」って何か根拠があるのですか?  魚料理には白ワインと言われるのは、白ワインには、クエン酸とリンゴ酸が多く含まれていて、これらの酸味が魚料理の淡白な味を美味しくするためと生魚などに多い食中毒を防止する殺菌効果があるためです。
 また肉料理には赤ワインと言われるのは、赤ワインには、抗酸化物質といわれるポリフェノールが多く含まれ、その中でもタンニンという渋味を出す成分が肉の脂肪分と調和して味を美味しくするためとこのポリフェノールが、肉料理を食べることによって増える血液中のコレステロール濃度を下げる働きもあるためです。
それ以外に料理とワインの相性ってあるのですか?  生牡蠣にはシャブリや辛口のシャンパン、フォアグラには、ソーテルヌワインというようなお決まりの組み合わせもあります。ロゼワインは、塩気の多い料理に合うと言われます。
 ただ肉料理だから赤ワイン、魚料理だから白ワインを飲まないとだめというのは間違いです。本来、赤ワインが苦手な人に、肉料理だからと赤ワインを薦めても、決しておいしく飲むことは出来ません。自分の好みをソムリエなどに正直相談して決めることが美味しい料理合う最高のワインに出会える秘訣かと思います。