■□■配ぜん人の税金講座■□■
★☆★源泉徴収税って一体なんだ!★☆★
 この源泉徴収税という税金は、一体何者?・・・そう曲者(クセモノ)だ!
こいつのせいで、ヒドイ目にあっている人がたくさんいるのです。
 みんなが稼いだお金から税金を支払うのには、自分で自主的に申告して納める申告納税制度という形と会社が給与から税金を徴収して、会社から納めてくれる源泉徴収制度というのがあります。

このうち配ぜん人やアルバイト、パートで働く人たちは、みんなこの源泉徴収制度で処理されているはずです。もしどうだろうって思ったら給与明細書を見てみよう。きっと税金を引かれているはずです。引かれていたら源泉徴収制度が適用されているということです。

 税金講座第1回で、この源泉徴収制度の落とし穴と言いましたが、源泉徴収制度では税金を納める人と税金を支払う人が違うのです。違うから税金を正しく計算する方法を知らないと、たくさん税金を納めていたり、逆に全然足りなかったりしてしまします。

 税金を納める人は会社です。源泉徴収義務者といい、源泉徴収税が正しく取れていないと税務署から申告漏れを指摘され、修正申告させられ、痛い目に逢います。会社に税金の徴収義務を負わせて、取りこぼしがあったら、その会社に責任を取らせるという仕組みになっているのです。

 配ぜん人紹介所に登録する配ぜん人の源泉徴収税も実は、紹介所が税金処理をしているのではなく、ホテルなど勤務先の会社がこの源泉徴収義務者として処理をしています。

ですから本来、個人的事情をいろいろ考慮すると安くなる税金も、源泉徴収税額表という表をもとに、個人事情をまったく知らない会社(ホテル)が計算して処理をしているのです。

 1年間に複数の会社(ホテル)で働いていた配ぜん人やいろいろアルバイトやパートとして働いたことのある人は、きちんと年末調整をしてもらわずに、税金がそのままになっているケースが非常に多いはずです。

 本来なら、全額還ってくる場合もあるのに、自分で処理する仕方が分からないからそのままになっていたり、ちゃんとしたらものすごく税金を取られると思っていたり、事情はいろいろですが、きちんと仕組みを覚えて、自分の税金は、払い過ぎなのか、払い足りないのか判断して、正しい処理をしましょう。

 では源泉徴収税額表ってなんだ?・・・これは次回にしましょう。

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