■□■配ぜん人の税金講座■□■
★☆★扶養控除等申告書とはなんだ!★☆★
 知識がないと申告書を記入するとヤバイ状況になってしまうのでは?とかいろいろ考えてしまうのですが、この扶養控除等申告書を記入することは、配ぜん人にとってとても大切なことなのです。
前回もお話しましたが、配ぜん人やアルバイト、パートなどは、結構、会社が処理を面倒がって日雇いの日額丙欄のままで処理をしていることが多いのです。そうして税務調査などが入ると丙欄からいきなり乙欄の処理で税金の支払を命じられて、もう大変な目に逢わないといけません!
 扶養控除等申告書は、誰かを扶養しているという人だけが書く書類ではありません。そのことを踏まえて!

扶養控除等申告書の提出の原則は、
 会社(ホテル)から給与をもらう人は必ず提出しなければいけないとなっています。
  しかし例外があります。
   1.日額丙欄に該当する人は不要。丙欄は勤務して2ヶ月間のみ有効。
   2.主になる会社以外で働く時も不要。その場合、税額表の乙欄が適用されます。

 扶養控除等申告書はメインで働く勤務先にだけ提出し、それ以外で働く時(スポット勤務など)は、扶養控除等申告書の提出をしませんので、税金はメインの勤務先では甲欄、それ以外のスポット勤務のところでは乙欄が適用されます。
 この扶養控除等申告書は、必要がある場合のみ税務署長に提出をすることになっていて、通常は会社(ホテル)に5年間保管するようになっています。ですから書いたらすぐ税務署などに情報が行っていまうということはありません。
 提出の期限は、勤務する会社のその年に受け取る最初の給与日の前日までにとなっていますので、年の最初に提出するか、途中就労の場合は給与日の前日までに提出しないと乙欄の扱いになります。
 いろいろ難しい話はありますが、素人として知っておかないといけないのは、この扶養控除等申告書の提出をしていないと税金が非常に高くなるということです。
記入の仕方などは、会社の経理担当の方に聞いて下さい。自分が扶養する家族がいたりすると甲欄でも税額が更に低くなりますよ。
 次回は年末の発行される源泉徴収票についてです。

[トップ][前へ][配ぜん人の税金講座へ][次へ]