★☆★あなたが支払う本当の税額の計算の仕方 納税額は?★☆★ |
いよいよ確定申告や年末調整で計算される税金の最終額の計算です。
次に書きましたのは、税金の計算を行う式です。基本はこれに当てはめます。
1 |
給与等の収入金額の合計額ー配ぜん人の必要経費=給与所得の金額 |
2 |
給与所得の金額ー諸控除の控除額合計=課税給与所得金額(1000円未満切捨て) |
3 |
課税給与所得金額×税率(説明1参照)=税額 |
4 |
税額ー定率減税額(税額の20%)=年税額(100円未満切捨て) |
5 |
年税額ーその年に納めた源泉徴収税額=過不足額 |
6 |
この過不足の処理で税金処理が終わります。 |
いままで説明してきたことの集大成ですよ!
2番までは説明してきたので、いままでのところを復習してください。今回は3番からです。
税率は、給与所得の金額から諸控除を引いて残った金額を課税給与所得金額といい、この金額が下記の表から見て330万円未満であれば、10%の税率ということです。
課税される所得金額 |
税率 |
控除額 |
1,000円〜3,299,000円 |
10% |
0円 |
3,300,000円〜8,999,000円 |
20% |
330,000円 |
4番では、3番の計算によって出てきた税額から、毎年その年の社会経済の状況に合わせて減税をしてもらえますので、その額を引くことができます。この12年度分であれば定率減税で税額の20%を控除することが出来ます。そして出てきた金額が皆さんが本当に支払うべき正しい税金の金額になります。
5番は、その正しい税金の金額から配ぜん人として会社で引かれた源泉徴収税額との差額を計算しています。この差額の過不足によって払い過ぎていたら還付を、不足していれば納税を行って、この税金の年末調整や確定申告の処理は終わります。
どうでしたか?随分簡単に説明するつもりが、やり始めるといろいろ出てきて難しくなってしまいましたが、是非いろいろ勉強されてこの税金の処理の流れを自分のものにして頂けたらと思います。今後も住民税の処理の仕方や年金、健康保険などについても解説をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
なお、この税金講座の記述は、かなり省略して表現していたりしますので、不適切な表現になっていたり、言葉足らずの部分があるかも知れません。また内容自体に間違いがあれば是非、教えて下さい。
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