■□■きれいなお辞儀■□■

 前回は、首がポイントと言いましたが、今回のポイントは、なんとお尻なのです。どんな解説になるか?どうぞお楽しみに!

 さて、ここでお辞儀のことを「礼!」といいますが、ちょっとこの「礼」という字についてお話しましょう。
この「礼」という字は、もともとは「示す」辺に「豊か」と書いて「禮」と言う字が旧字体です。
 この「豊かさを示す」というのは、自分自身の境涯の豊かさもありますし、心の豊かさもあります。そういう身も心も豊かでないとなかなか相手に「礼」を尽すことはできないと、また逆に「礼」を尽すということは、自然と身も心も「豊か」になっていけるのだと教えて頂いたことがあります。

 相手がお辞儀をしてくれようとしてくれまいと、自分の豊かさを相手に示していくことこそが「礼」という字につながっていくのだから、相手によってお辞儀をしたりしなかったり、相手がしないから自分もしないというのは、いずれ身も心も「貧しく」なっていくからダメだと教えて頂きました。誰にでも、いつでも頭を下げられる人になってこそ豊かになれるのだと教えて頂いた時、大変感動したことを思い出し、ちょっと一言コラム代わりに御紹介させて頂きます。

では、お尻の話に入りましょう!

2.恥ずかしがらずにお尻を突き出せ!
 「お尻を突き出す?」・・・何てことを言うの?そう思われる方も多いかもしれませんが、これも一度やって見て下さい。ポイントは、ひざを曲げずにお尻を後ろに突き出すということです。こうすると必ず背筋の入ったきれいなお辞儀の原型が出来ます。首も自然と上を向くし、胸もきれいに張れるのです。

 普段は頭の下にお尻があるのに、お尻を後ろに突き出す格好になるから随分恥ずかしい感じがするかもしれませんが、横から見るとまったく違和感なく、きれいなお辞儀が出来ていますよ。さぁ!やって見て下さい。

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