<マナー Q&A>
<<<前へ 次へ>>>
コースメニューにおけるパンの役割って?  西洋料理におけるパンの役割は、お腹を満たす主食ではなく、お口の中を掃除するためにあるということを覚えておきましょう。
少しずつちぎって口に入れ、汚れた口をきれいにするのに使います。ですから、コースメニューの時、次の料理が出されるまでに、空腹を満たすためパンを次々食べて、メイン料理が出てくる頃にはお腹がいっぱいになってしまうということのないように注意が必要です。
 基本的にパンのお代わりは自由ですが、メイン料理が出るまでは、お皿に残っていなくてはいけません。
ライスを食べる時に注意することは? パンは、お口をきれいにするためにと申しましたが、日本人の多くは、パンもライスもお腹を満たすためと考えがちです。特にライスは日本人の主食ですから、コースで最初から出されるとパクパク食べてメイン料理の頃にはお腹がいっぱいで料理を残してしまうなんてこともありがちです。お店によっては、そういうことを配慮してライスをメイン料理と一緒に出すところもあります。
 西洋料理では、パンもライスも脇役であるということを覚えておきましょう。
フォークを使ってライスを食べる時の注意点は?  マナーの基本は、周囲の人に不快感を与えず、楽しく食べることにあります。フォークの背にライスをのせて食べるという行為が100%間違いとはいえませんが、上手くのせられず、フォークの歯の間からライスがこぼれ落ちたり、ナイフでライスをフォークに押さえつけて、せっかくのライスをつぶしてしまったり、口に運ぶ途中で落してしまったりと、あまり関心しないことが起こりやすくなります。
 ですから普通左手から右手にフォークを持ち替えてスプーンを使うようにして食べるのが、もっとも自然体で食べることが出来る食べ方です。