<マナー Q&A>
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テーブルにある塩コショウについて教えて下さい。  フランス料理のお店では、ワインと塩コショウがあれば、簡単な料理の味付けならほとんどできてしまうほど、ワインと塩コショウは料理の必需品といえます。特にお客様のテーブルにも味加減の微調整をする調味料として塩コショウをセットしているお店がたくさんあります。
 しかし一つ使用する時に注意しなければいけないのは、必ずお料理を一口でも口に入れてから塩コショウを使うようにするということです。なぜなら、そのお店のシェフが最高の味として作った料理をまずは味わうことがマナーだからです。中には、テーブルに塩コショウをセットしないお店があるのは、そうしたシェフの味へのこだわりがあるケースも多くあります。
ですから、必ず、味わってから自分のお好みの味加減にするのがマナーといえます。特にサラダなどは、食べる前から塩をどんどん振りかけて食べる方がいますが、あまり関心できる行為ではありません。
塩コショウ以外の調味料がほしい時はどうしたらいいのですか? 基本的に調理場にある調味料なら何でもサービスマンに言えば持ってきてくれます。醤油やマスタード、ウスターソースにケチャップ、マヨネーズなどなど。しかし言い方には注意が必要です。大きな声で呼びつけてあれこれ持って来いと言うのは周囲への不快感につながりますし、美味しい料理をまずいと周りに言っているように聞こえます。やはり小声でそっと頼まれるのがよいでしょう。