あなたが支払う本当の税額の計算の仕方 配偶者控除編!
今回は、前回の扶養控除に続いて配偶者控除について説明を致しましょう。
「給与所得の金額」をさらに安くする諸控除の代表格がこの配偶者控除と配偶者特別控除です。
3.配偶者控除と配偶者特別控除
配偶者の年収 |
配偶者特別控除 |
配偶者控除 |
控除合計 |
扶養に入れる |
〜699,999 |
38万円 |
38万円 |
76万円 |
入れる |
700,000〜749,999 |
33万円 |
38万円 |
71万円 |
入れる |
750,000〜799,999 |
28万円 |
38万円 |
66万円 |
入れる |
800,000〜849,999 |
23万円 |
38万円 |
61万円 |
入れる |
850,000〜899,999 |
18万円 |
38万円 |
56万円 |
入れる |
900,000〜949,999 |
13万円 |
38万円 |
51万円 |
入れる |
950,000〜999,999 |
8万円 |
38万円 |
46万円 |
入れる |
1,000,000〜1,029,999 |
3万円 |
38万円 |
41万円 |
入れる |
1,030,000 |
0円 |
38万円 |
38万円 |
入れる |
1,030,001〜1,049,999 |
38万円 |
0円 |
38万円 |
外れる |
1,050,000〜1,099,999 |
36万円 |
0円 |
36万円 |
外れる |
1,100,000〜1,149,999 |
31万円 |
0円 |
31万円 |
外れる |
1,150,000〜1,199,999 |
26万円 |
0円 |
26万円 |
外れる |
1,200,000〜1,249,999 |
21万円 |
0円 |
21万円 |
外れる |
1,250,000〜1,299,999 |
16万円 |
0円 |
16万円 |
外れる |
1,300,000〜1,349,999 |
11万円 |
0円 |
11万円 |
外れる |
1,350,000〜1,399,999 |
6万円 |
0円 |
6万円 |
外れる |
1,400,000〜1,409,999 |
3万円 |
0円 |
3万円 |
外れる |
1,410,000〜 |
0円 |
0円 |
0円 |
外れる |
自分の配偶者の年間の収入の合計金額が103万円を超えるか超えないかで、配偶者控除の38万円がつくかつかないかが決まります。配偶者控除は、38万円がつくか、つかないかという控除です。
それに対して配偶者特別控除は、配偶者の年間の収入の合計金額が、0円から141万円の間で控除される金額が変わります。配偶者特別控除は、収入金額によって変動する控除です。
この二つの配偶者に関する控除を足した控除金額が、配偶者の控除として「給与所得の金額」から引くことができます。上記の表でも分かるように、配偶者の年間収入が70万円未満なら76万円分の控除が受けられるので、大変大きいですよね!
配偶者に関する控除、理解できました?次回は保険関係の控除の説明です。 |